人づきあい

口下手が自分の意見を言えるようになった話

小さなころから友達は多いほうじゃありませんでした。学生の頃は少しさびしいなと思ったけど、一人でいることも行動することも嫌いじゃないし、そこまで気にしていませんでした。社会人になり、15年たった今、仕事をするうえでの「考える力、伝える力」の大切さを痛感^^;。16年目にして、解決への道筋が見えてきたような気がします。

もともとコミュニケーションが苦手な人間だった

私はもともと人とのコミュニケーションが苦手というか、多人数とのコミュニケーションが苦手な人間です。1対1でもいっぱいいっぱいなのに、人数が増えたらどこに向かって発言すればいいのか、おどおどしていました。

常々こんな自分に悩んで、自分がなんでコミュニケーションが苦手なんだろう。と考えたときに出た答えが、

口下手で物事をうまく説明できないから

頭の中でまとまっていないと文章が支離滅裂になり、まずはそのことに焦り、不安になります。「支離滅裂な子の発言に、相手はあきれていないだろうか・・・」
相手が私の発言に対してネガティブな反応を示していると感じたとたん、焦りと不安がMAXになり、「もういいや・・^^;」と発言することをあきらめていました・・
これは、口下手な自分の話なんて恥ずかしくて聞かせられない、口下手な私の話を聞いて相手にあきれられるのが耐えられない
というネガティブ思考が引き起こしていたんだと思います。

自己肯定感の低さが招いた他人軸の自分

これは他人の顔色をうかがっているという状態になっています。
自分自身の軸がブレブレで、他人の評価を常に気にし、その評価に一喜一憂する。行動も他人の目を気にした判断。。
自己肯定感が低い人にありがちな、他人軸を気にする という状態ですね。
正直とてもつらかったです。
自分の意見をはきはきと発言している人を見ると、余計に落ち込み、このままじゃだめだ、何とか自分を変えたいという思いが常にありました。

変わるきっかけとなったのは仕事だった

ある日、数年働いている職場での部署異動がありました。
そこでは説明や提案という事をしなくてはならず、自らの意思を発言しなくてはなりません。仕事なので「初めからできないとは言えない・・」「後ろを向きたくない」「後ろを向いて低評価を受けたくない」という思いから、自信はないけどやるしかない状態になりました。自分のできる範囲で少しずつ発言をする機会を増やしていきました。

行き当たりばったりの発言は100%無理なので、プレゼンテーションには必ず原稿を用意します。上司へ提案するときは、必ず内容を書いたメモと資料をお守りのように持っていき、何とかこなしていきました。

話すことにだんだん慣れてきた

こんな生活を送っていると、話すことへの苦手意識が少しずつ減っていくのを感じました。
そうすると「ちゃんと意見っぽい事言えてるかも!」と自信がついてきます。
いやいやながらもこなしてきた「話すこと」は慣れだったのです。

発言する機会を増やせば、自信がついて口下手も解消されるんだなと気づきました。
ただ発言する機会を増やす前提条件として「意見をちゃんと聞いてくれる人、強い否定をしない人」に向けて発信できることは大切かなと思います。
自信がないから口下手なのに、自信のない意見を強く否定されたり、軽く聞き流されたりすると「自分の話はやっぱりつまらないし、伝わらないんだ・・」と落ち込んでしまいますよね。
落ち着いて話を聞いてくれる人を見つけて、積極的に発言をすることを心掛けるとよい方向に向かうと思います。私はそうでした。

次にやることは自分で自分を認めてあげること

話をすることに慣れてきたら、次の段階として、自分の軸をしっかりと形成することが大切です。これに効果的なのが「自己受容」。自分を受け入れて、どんな自分でも認めてあげるという事です。

自分の感情をもう一人の自分が客観的に見て、「今はこういう風に感じてるんだね」と認識してあげます。
感情に対して、いろいろ考えたり、やってしまった物事を考えるるのではなく、今の自分はこのような感情を感じているんだねと認識し共感するだけ。

例えば失敗した発言をしてしまった時、
・はずかしい
・恥ずかしい思いをした自分が悲しい、消え去りたい
・どうしてあんな発言をしてしまったんだろう
・もうあの人たちとは会いたくない
など、感情から派生していろいろと考えることをして、ずるずる一日中そのことばかり考えていました。

そんな時、今の私は「悲しいと思ったんだね」「恥ずかしいと思ったんだね。」「辛かったね」自分の感情を言語化し共感します。
共感しても収まらない場合は、「大丈夫だよ。大丈夫」と自分を落ち着かせる言葉を付け加えることにしています。

一番自分で辛いことは「考えないように考えないように・・」としていましたが、それは逆効果で余計にそのことで頭がいっぱいになってしまいます。そこから悲しくなったり不安が強まります。悲しい感情は目を背けずに、共感すること。この方法は私にとってかなり効果的でした。

少しずつ自分を軸とした考え方ができるようなってきた

この方法を実践しつつ、他人軸にならないことを意識することで、他人の目を気にする思考する機会が少しずつ減ってきている気がします。間違ってもいい。そもそも人が間違ってると思っても、自分がよいと思っているものなら自信をもって発言していい。そう心に伝えながら発信をすることで、少しずつ、否定的な反応を示す人たちにも自分の意見を言えるようになってきました。
少しずつできることで、自分の自信にもつながりできることが増えてきたという印象です。

まとめ

私がとった方法は、

1.まず話すことになれる→口下手を解消
2.どのような状況でも自信をもって話せるようにする→自分を認め、共感し、自分の軸で物事を考えられるように

です。
自分軸で物事を考えるといっても、他人の想いをないがしろにして自分中心な意見を発信し続けるという事ではないです。
今私が目指しているのは、

みんな違ってみんないい

です。

ABOUT ME
こずみママ
自己肯定感低めな一家の母。子供3人。40代。長男は不登校気味で勉強嫌い。毎日大変です(泣)。常に自分や家族、環境など変えたいとモヤモヤ。最近心理学に興味を持ち、心理カウンセラーの野口嘉則先生のコンテンツで少しずつ勉強し試行錯誤しています。