人づきあい

すみませんを言い過ぎてしまう人は自己肯定感が低いという話

口癖のように「すみません」「すみません」を言う人っていますよね。
ありがとうの代わりにすみません。ごめんなさいの代わりにすみません。お願いしますの代わりにすみません。
実は私もそのタイプです。長年「すみません、すみません」言い続けてきたので、自然に出てきてしまいます。なので最近は意識して言わないようにしています。意識してても出ちゃうときは出ちゃうんですけどねw

すみませんの言い過ぎは相手を不快にする?!

「すみません」という言葉は「あなたは正しい。私は正しくない」というメッセージを無意識に発信しているのではないかと思います。
自分を下げ、相手を正しいとすることで自信のない自分を守っているのです。

実は、この行為は、相手のことを考えていない一方的な感情の放出なのです。相手のことを立てて、相手を不快にさせないようにやっていても逆に相手を疲れさせてしまいます。それが積み重なると相手へ不快感を与えてしまいかねません。

なぜ「すみません」を言い続けるのか

「すみません」を相手に発信し続ける人は、自己肯定感が低い人が多く、物事や行動を決めるとき、他人を軸に考える方が多いです。他人の評価を気にして、他人の評価において自分の存在価値が決まる。だから人に嫌われないように、不快にさせないように他人を軸に物事を考えるのです。
「私がこのように言ったら、●●さんは怒らないだろうか」→●●さんを怒らせたら嫌われてしまうのではないだろうか
「●●さんの機嫌が悪い。」→きっと自分が何か怒らせるようなことをしてしまったんだ。自分への評価を取り戻さなくては
「自分はこの意見だけど、●●さんが言っている意見のほうが正しいに違いない」→自分の考えは正しくない。人の意見に従っていれば間違いない

など、要するに行動や決断をすべて他人のせいにしている。という事なのです。

他人軸の思考は自己肯定感を下げる

他人の発言や行動に一喜一憂して、落ち込むときはとても深く落ち込みます。
人を傷つけたくないので、傷つけるような行動や発言はしないもんだから「やさしいね」なんて言われるけど、実際は優しいんじゃなくて自分が主張できないだけ。
心の中では「自分の意見を通してみたい」「なんでこの人の言う通りばかりに動かないといけないんだろう」という気持ちが少なからずあるんじゃないかなと思います。

それが私でした。

みんな正しい。みんな違ってみんないい精神が大切

人それぞれ、今まで歩んできたものが違います。
そこから得られた価値観や経験値はとても尊いものです。みんなどれも正しいものだと思うし、自分自身もそれが正しいものだと思っているはずです。だって、自分が実際に経験して感じてきたことなんだから。自分に自信のない人、あなたの経験や考え方は何一つ間違ってないと思います。人も正しい。自分も正しい。ただ感じ方やとらえ方が違うだけ。

自分と違う価値観や意見を持っている人を見ると、正しいと思っている自分の意見を主張し、他人の価値観を変えようとする人がいます。自分の大切な人に自分と同じ考えていてほしい。自分の味方には同じ価値観を持ってほしい。そういう気持ちからくるものなのかもしれません。

だからこそ、初めは声が小さくてもいいから自分の意見を声に出していってほしいと思います。それに対して否定してくる人がいたら、「この人はこういう考えに至る経験をしてきたんだな」くらいで受け止めればいいと思います。いろいろな人の考えを知るという事は自分の経験や価値観を豊かにするうえでとても大切なことだけど、その考えに流されるのは自分を苦しめることだと思うのです。

みんなちがってみんないい

早々簡単なことではないですよね。私もそのように実感しています。
でも少しでも楽になれるよう、前に進んでいきたいと思っています。

ABOUT ME
こずみママ
自己肯定感低めな一家の母。子供3人。40代。長男は不登校気味で勉強嫌い。毎日大変です(泣)。常に自分や家族、環境など変えたいとモヤモヤ。最近心理学に興味を持ち、心理カウンセラーの野口嘉則先生のコンテンツで少しずつ勉強し試行錯誤しています。